タイム・スリップ
[作者:えりんこ]
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〜40章〜
「お前!草野!何やってるんだ!?」
突然、ドアが開いた。
そこには、正宗を迎えに来た明浩、テツヤ、龍男の姿があった。
「な・・・・なんで未来ちゃんに抱きついてんだよ!」
テツヤがニヤリと笑って言った。
「こ、これには・・・」
と、正宗がごまかそうとした時、未来はごまかさせないように。
「正宗さんが寝ぼけて、抱きついてきて、おまけにキスまで・・・」
「えーーーー!!! お前!ちょっと来い!」
全員があ然とする中。明浩が正宗の襟を引っ張って部屋の外に出た。
「お前さ。未来ちゃんに何した!?吐けーーー!」
「何もしてないよー。もう!田村ったら! 寝ぼけてチューしちゃうとこだったの♪」
「はぁ。お前って奴は。 まぁ。いいけどね〜。 とっとと準備して、早く行くぞ!」
「ふぁ〜い。」
正宗がぞろぞろ部屋へ戻ると、荷物もきちっとまとまっていた。
「????」
「はい!草野さん、これみなさんで分けてください!」
「あー♪おにぎりじゃん♪サンキューな!」
「気をつけて帰ってくださいね! では、正宗さんをよろしく頼みます。」
「頼まれましたー!」
テツヤが言うと、4人はぞろぞろと帰っていった。
「また来てくださいねーーー!!!」
そう下にいる4人に大声で呼びかけると、正宗が一目散に答えた。
「また会いに行くからーーーーーー!!!!」
↓目次
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