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タイム・スリップ  [作者:えりんこ]

■ 〜39章〜

「あぁ。未来だ!」

正宗は未来を見つけた。そして未来に向かって、走り出した。

「ふふん♪つっかまえたー!」

未来の後ろから抱きつくと、意外な反応だった。

「正宗さん、何やってるんですか??」

未来はビックリしている様子。でも、ちょっと強い口調だった。

「もう!そんな未来もカワイイな〜♪ チューしちゃうぞ!」

「正宗さん!まだ寝ぼけてるんですか!?」

未来が言っているにも関わらず、正宗は未来に顔を近づけた。














あと・・・1センチ・・・・・5ミリ・・・・・1ミリ・・・!!!










               「バッチーン!!!」


頬に痛みが走った。その衝撃で正宗はふと我に帰った。

「正宗さん!変態!変態!」

「へ?な、何が??」

「何がって・・・じゃあ、何で急に抱きついてきたり、キスまでしようとするんですか!?」

「未来って夢も透視できるの!?」

「・・・・・(はぁ)そうじゃなくて実際正宗さんが動いてたじゃないですか!寝ぼけて。」

「そ、そうだったの!? で、でも、チューぐらい・・・」

「チュ、チューぐらいって!! 正宗さん、あなたという人は・・・」






     「お前!草野!何やってるんだ!?」





突然、ドアが開いた。



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