タイム・スリップ
[作者:えりんこ]
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〜4章〜
「本当に1987年なんですか?」
「当たり前だよ!どうしたの?」
「・・・信じてもらえないかもしれないんですが、私は2007年の人間なんです。」
「ウソでしょ〜!・・・本当に、本当なの?」
未来を少しからかったあと、真面目に聞いた。
「この腕時計が証拠です。」
未来は、正宗に自分の腕時計を見せた。
カレンダーがついた未来の時計は、2007年のまま止まっていた。
しばらくの間、沈黙が続いた。
そして、正宗が口を開いた。
「こうしててもしょうがないから、俺の友達の所でも行こうか。」
どうにもできない未来は、正宗の後ろをついていくことしかできなかった。
↓目次
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