タイム・スリップ
[作者:えりんこ]
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〜14章〜
「痛ぁあ!」
頬に少し痛みを感じた。
起きてみると、正宗が未来の頬をつねっていた。
「何するんですか!結構痛かったんですよ!」
「ゴメンゴメン!だって未来ちゃん、なかなか起きないんだもん。もう着いたよ。」
周りを見ると、どうやらメンバーを待たせてしまっていたようだ。
「す、すいませーん!!ゴメンなさい!」
「正宗より起きるのが遅いって、ある意味すごい話だよな〜。」
「うんうん。ある意味ね!」
「ちょっと!テツヤさん!田村さん!それひどくないですか?」
「悪ぃ。悪ぃ! じゃあ。行こうか。」
ちょっと不機嫌な未来とスピッツメンバーはライブ会場へ足を運んだ。
中に入ると、メンバーはそれぞれ自分のギターやドラムを準備していた。
未来も手伝える所は手伝った。
準備が終わり、舞台袖で待つことになった。
すると、未来は歌を口ずさみ始めた。
「新しい季節は、なぜか切ない日々で・・・」
「ねぇねぇ。未来ちゃん、何歌ってるの?」
「これはロビンソンっていうんです♪確かスピッツが歌ってるんですよ♪」
「もしかして、それって将来の俺達の曲なのかな?」
「きっとそうです!この曲じゃないかもしれないですよ!(笑)」
「ふーん。俺がこんな曲作ってるのか〜。」
ちょうど正宗と未来の会話が終わったと同時に、自分達の番がきた。
↓目次
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