タイム・スリップ
[作者:えりんこ]
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〜37章〜
あれから未来はスピッツのファンクラブに入り、今まで同じような生活をしていた。
いつかまた再会できる日を待ちながら..........
あれからスピッツは着実に音楽への道を歩み始めた。
そしてあっという間の20年を過ごしていた。
いつかまたあの人と再会できるように..........
−−−−2007年−−−−
ついに再会した。
あの人たちと。未来はそんな想いでいっぱいだった。
一番近くで、一番カッコイイ場面を見れる。
思わず笑みがこぼれた。
そして、あっという間にライブが終わった。
−−−−−打ち上げ開始っ!−−−−−
「イエ〜イ!ゴースカ終了を祝ってぇ〜!かんぱぁあい!」
テツヤの合図と共に打ち上げがスタートした。
「相変わらず変わってないね〜。未来ちゃんは。」
龍男が未来に話しかける。すると明浩が未来の代わりに言った。
「あったりまえだろ! だって未来ちゃんは2007年の人なんだから!」
「あはは!そうだったっけ〜!」
ガヤガヤとにぎやかな宴会は続く。
「正宗ぇ〜!どうだぃ!久々にぃ〜。未来ちゃんとお話すればぁ〜??」
テツヤが正宗のほうを向いて、ニヤニヤ言った。
「な!なんだよぉ!」
「っもう照れちゃってぇ〜!」
「わ、わかったよ!!」
正宗はのそのそと未来のところへ向かった。
「正宗さん!」
久しぶりの正宗の顔はちょっぴりシワがあるくらいで、全然変わっていなかった。
「変わってないですね〜。正宗さん。」
「本当に久しぶりだねぇ〜。俺にとっては20年ぶりだからねぇ!」
「そうですね!! 風邪引いていないですか??」
「うん。大丈夫!花粉症がきてるかもね・・・」
「私もそろそろきそうですよ〜。」
「未来も花粉症かぁ〜。ツライよな〜。頑張ろうね!」
「はい!」
「そういえば!あとで見せたい物があるので帰り、ちょっと付き合ってもらってもいいですか??」
「うん。いいけど??」
「良かった〜。ありがとうございます!」
話に区切りがついたとき、龍男が呼んだ。
「お〜い!そこのお2人さん!こっちおいでよ〜!」
「はーい!」
2人は返事をして、宴会の輪の中へ戻っていった。
↓目次
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