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タイム・スリップ  [作者:えりんこ]

■ 〜6章〜

正宗と未来は、正宗宅に到着。

「おじゃまします。」

と、玄関を開けた。
もう落ち着いてきた未来は、部屋をぐるっと見回した。
すると、キッチンが洗い物の山になっていたのだ!

「す、すんません! 俺、最近忙しくて・・・。」

と、正宗は未来の視線の先に気づき、すぐに謝った。すると、

「・・・ちょっと掃除してもいいですか? ごはんも私が作ります!」

と、未来が言った。 正宗が「へ?」と言っている間に未来は洗い物を片付け始めた。

++++5分後++++

「片付け終わりました! あの、この辺にスーパーか何かありますか?」
「えっと、出てすぐの所を左に曲がって・・・。」
「わかりました!! 行ってきます! すぐに帰ってきますので!」

と、未来は玄関を飛び出して、買い物に行ってしまった。

「未来ちゃんって何者??」

正宗がボソッとつぶやいた。

++++10分後++++

「今帰りました!! すぐ作っちゃうのでちょっと待っててください!」
と、未来は帰ってきたと同時にご飯を作り始めた。
未来は、てきぱきと作り始めた。

++++20分後++++

「正宗さん!できましたよ!! えっと、アサリの味噌汁とハンバーグとご飯ですね。」
と、未来は正宗を呼んだ。 すると、正宗は飛ぶようにしてやってきた。

「アサリの味噌汁だって!? ありがとう! 俺大好きなんだよ!!」
と、正宗はもくもくと食べ始めた。
「うまい!うまいぞ! ありがとう!こんなの食べたの久しぶりだな!」

正宗が満足そうに食べているのを見て、未来はほっとした。
なんだか、胸の奥が急に暖かくなった。

「明日はおにぎり作らないと!」



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