スピッツの曲にまつわるオリジナル小説

青春生き残りゲーム (作者:ヒロビンソン)

青春生き残りゲーム 【13】

それを残りの五人が見たあと「早く次に行きましょう。」とA子言って次の
扉に進んだ。A子、B男、C美、D也との順で扉を通り抜けたあとE子が通
ろうとしたときドアが閉まった。E子は取り残された。そしてE子が残され
た部屋から何かプッシューと音が聞こえてきてすぐに、
「グアー!た・す・け・・て・・ぇ。」と叫び声。その叫び声は、周囲の人
間を震い上げさせた。
「あのおばちゃん死んだみたいだな。まぁしゃあねぇーか。」B男はつぶや
いた。
「毒ガスが出たんだろうな。俺はガスより虫が嫌いで…見ると吐きそうだ
よ。」とD也は答えた。
「次は誰かの?長生きするもんじゃな。」とC美はニヤリと笑って答えた。
彼女だけは楽しんでいるようだ。

ヒロビンソン 著