スピッツの曲にまつわるオリジナル小説

青春生き残りゲーム (作者:ヒロビンソン)

青春生き残りゲーム 【8】

「素晴らしい。君たちには感動した。はい。水だ。」謎の男は拍手しながら
俺たちに言って水を手渡した。水を受け取るとすぐさま凜の口に流し込ん
だ。それでも凜は目を覚まさなかった。「まさか。水がつまったのか。しま
った。」俺は凜に勢いよく流し込んだせいで呼吸を止めてしまった。どうす
ればいいだろう。俺は焦った。謎の男は言った。
「人工呼吸だ。」俺はすぐに軌道を確保して凜に人工呼吸を施した。初めて
のキスだ。「すーっ。」息を吹き込むとおなかは膨らみ夢まで膨らむぐらい
俺は凜と唇を合わせてることが嬉しかったが、今は一生懸命処置を施した。
凜はやっと目を覚ました。

ヒロビンソン 著