スピッツの曲にまつわるオリジナル小説

青春生き残りゲーム (作者:ヒロビンソン)

青春生き残りゲーム 【7】

「そうか。そうだったんだ。だから…、それにあんなに詳しく部屋を。俺た
ち助かるよ。いや初めから二人とも脱出できるように作られていたんだ。」
凜は時を止めるような笑顔をした。その顔を見た俺はクラっときたが平生を
装って…
「でるのに七時間くらいかかるけど。」こうして俺はまず水道の先にホース
をつなぎ小窓をガムテープで固定してホースを上に向け横の7、29uの部屋に
海水を貯めた。
七時間後向こう7、29uの部屋の部屋は水でいっぱいになりこちら側に海水が
上から流れ落ちてきた。そのとき凜は脱水症状になりかけでふらついてい
た。
「早くしなきゃ。ここに斧を入れて。」小窓に斧を入れると勢いよく小窓が
破裂して大穴が開き横の部屋に行けた。俺は凜を背負ってその部屋にあった
さらに奥へと続くドアを開けた。

ヒロビンソン 著