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Y by 優Y 【4】「俺に?…本当にそう言ってたのか」 「いや…会いたいとは言ってないな。でも『崇史のバカっぽい笑顔が見たい』って言ってた。 喧嘩仲間が近くにいなくて寂しいのはお前だけじゃねぇんだよ。あいつも…寂しいんだ」 「…山岡?」 「お前ら…いつもいつも喧嘩ばっかしてたよな…。でも本当はすごく仲良かったじゃねぇか…。 ほかのクラスでも、お前らほど仲良いやつらいねぇよ…」 頼むから見舞いに行ってくれ、と言う山岡の目にはうっすらと涙が浮かび、固く握った拳は震えていた。 「お前、美奈のこと…好き、だったのか?」 山岡は弱々しく「過去の話だよ」と笑った。 病院のドアを開けると美奈が目を丸くしてこっちを見ていた。 腕に何本か管がついていたが、思ったより元気そうだった。 「よ…久しぶり。元気そうだな?」 美奈はしばらく口を開けていたが「美奈?」と声をかけるとわあっとその場に崩れ落ちた。 慌ててそばに行くと顔を上げた美奈が大声で叫んだ。 「私、寂しかったんだから!バカーーー!!」 「ごめん…」 「私ずっと待ってたんだから!」 「ごめん…ごめんな。これからはちゃんと来るから。だから、泣くな?」 俺が頭をポンポンとたたくと美奈は少し落ち着いたようだ。 本当にと言って俺の顔を覗きこんできた。 「また喧嘩しよう。俺、もっとお前と話したいんだ」 俺がそう言ったとき美奈は本当に嬉しそうに頷いていたのを覚えている。 出会ってからずっと弾き合っていた俺たちの心は、この瞬間ようやく引き合ったのだ。 優 著
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