スピッツの曲にまつわるオリジナル小説

クリスピー (作者:ひかる)

クリスピー 【9】

ある日。

翔「ナナちゃ〜ん!おはよう*

ナナ「おはよう。どうしたの?そんなに明るくて。

翔「ううん、なんでもない。

ナナ「それよりね、今日は夜ご飯を作りたいんだけど、、うち来る?

翔「ぇぇええ!!いいの?

ナナ「いいよ、いいよ〜じゃあ、6時に花屋に来てもらえる?

翔「は〜い!


6時を過ぎても翔が来ない。

ナナ「あれ〜・・?

ダダダダッ!ごめ〜ん!


翔は考えていた。

ナナの誕生日がいつだかわからないけど、なんだかプレゼントをあげたい。

空も飛べるはず も出るし、、これを・・。

そんなことを考えていたら、遅れてしまったのだ。


ナナの家は少し古びたアパートだった。

翔「(ナナちゃんはいつもここで生活してるんだ〜


食事も美味しく頂いて、世間話の最中。

翔「そういえば、ナナちゃんっていつ誕生日だったっけ?

ナナ「4月25日だよ。

翔「えっ??!!

ナナ「え?・・・(ええ!!

すごく偶然なことにリリース日と重なった。

ナナは翔のことばかり考えていて、全く忘れていたのだ。

ナナ「(アチャー。翔くんと近かった。変な気、効かしてくれなきゃいいけど・・

翔「(ナナちゃんに 空も飛べるはず を買おう・・・



翔の誕生日がきた、3月。

まだリリースはされていないので、手料理をご馳走した。

翔はそれで満足だった。

ひかる 著