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惑星のかけら [作者:ケルト民族] ■4 授業が終わり、「さよなら」の挨拶を済ました後、 頼藤は俺がこの小学校に2年生のとき転校して以来、 太ってて、ドジで、周りからバカにされているが、 俺はそんな頼藤と今日あったことや、マンガの話をしながら、 「あなたの手って、優しそうな手だねぇ〜」 不意に後ろから老婆の声が聞こえた。 振り向けば、俺のすぐ斜め後ろに背の低い老婆が立っている。 「きっとあなたの親が優しいんでしょうねぇ〜、よく手伝いとかしてるでしょ?」 どこか当たっているところがある。手伝いはしないのだが でもなぜそんなことを言うのだろう。俺はいろいろ考えた。 そんな考えを浮かべながら俺は不気味な老婆から目を放し、 その老婆は俺らの家のある方向の逆の方向へと歩いていった。 ↓目次
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