スピッツの曲にまつわるオリジナル小説

黒猫の宴 (作者:香夜)

黒猫の宴 【1】プロローグ

あなたは覚えてるかなぁ?


4年前の夏休み、ギラつく太陽の下で出会って、
一緒に小さな黒猫を拾ったこと



あたしは今でもはっきりと鮮明に覚えてるよ
バカにされるかもしれないけど、未だに宝物みたく
大切に抱えてるんだ


今、何処にいるの?
何を見てるの?




また向日葵の咲く頃に会えるかな―・・・

香夜 著