スピッツ歌詞研究室 オリジナル小説
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午後のチャットでかがやいて  [作者:ミカンズ]

■1

夏休みは勉強する物を細胞から取り除く為に私はお母さんが仕事にいってから
二階の寝室へ階段で登った。パソコンは私だけの物になると思うとやたら嬉しかった。
ベンチャー研究所に入ったらまずは掲示板をチェックしようと思った。
いつもと変わらぬ毎日のくだらない話題で盛り上がっていた。
「最近、夏休みになってから旅行に行きたい。」とか「好きな歌手の着メロにしたよぉ(>v<)/」とか。
顔文字を見るとやはり中高生が多いんじゃないか。と思ってみてる。
絵文字が自分なりでつくったようなのが多く見られるからかな。
すると私はチャットルームのページを開いた。やはり現在参加者にはルナちゃんがいた。
私は早速いつものアイコンとむーに着替えてその部屋へ入って行った。

>おはよう!  と私が挨拶した。中には、ルナちゃんと私と一度喋った事がある、かるきさんがいた。
>おはようございます。こんにちは☆ かるきさんが喋った。
>今、かるきさんと学校の宿題教え合ってたんだ(^口^)自分で出来ない問題があったの〜;
とルナちゃんが答えた。私は宿題の事を忘れていた。効率よく(笑)
>あ。宿題だぁ。忘れてた(笑)私数学嫌いだから、、、やりたくなかったぁ。
>あ、私でよければ教えますよ!理系の高校卒業したんで〜。
とかるきさんが言った。どうやらかるきさんは大学生らしい。一度オシャベリしたときも大人の方じゃないかと思っていたのだ。
その後私はもち、チャットをしつつ宿題を教えてもらっていた。
>私今年受験生なんですよー。だから基礎でも出来るようにしなきゃ。
と言った。かるきさんは頑張って!という声をかけてくれた。
>ルナも今年受験生だよー☆むーが一緒だったら心強いなぁ(笑) と答えた。十一時の事だった。
>えー!?ルナちゃんも受験生なんだぁ。お互い同い年なのは知ってたけど頑張ろうね!
と私が言った。内心驚いていた。ルナちゃんは私の予想だと私立の中学に通ってると聞いた。というか噂で聞いた。
なにより彼女のプロフではそう書いてあったからかも。何より同い年なのを前に受験生なのはしらなかった。
>お二人が受験終わったらオフ会でも開きましょうね!
とかるきさんが言った。私は行けるわけは無いのにこういった。
>はい!絶対いきます!
やたらあえないのは知っていたけれど、それはまだ分からない。
これから仲良くなればその気もわいてくるのかもしれないから。



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