スピッツの曲にまつわるオリジナル小説

魚 (作者:あつこ)

魚 【1】

「なんか、初めて会った気がしない、ずっと前からの知り合いだったみたい」
彼女は薄く僕の隣でそう言って笑った
「口説いてるの?」と僕は聞いた
「さあね、そうかもしれない。」笑って、彼女は目の前の海を見つめた

海の音が鳴る
波の声が聞こえる

あつこ 著