スピッツの曲にまつわるオリジナル小説

夢の世界へ行けたから (作者:笑顔)

夢の世界へ行けたから 【3】

『夢の世界って本当にあったりして…』

お風呂で独り言を言っていた

『まさかな』

僕はそうおもいながらお風呂を出た。
それで着替えてから2階に上がって
姉ちゃんからもらった首飾りを置いて寝ようとした

『現二、電気消そうか?』
『うん』

姉ちゃんが電気を消しに来た。

『姉ちゃん、夢の世界ってあるかな?』
『さあね、そういうのは、信じるか信じないかだよ』
『そっか、おやすみ』
『おやすみ』

僕は寝た…
それで夢を見た。

『寒い…ここどこだ?』

何か、夢の中なのに、本当に寒さを感じた。
そして…

『お前は、夢の世界を信じるか?』

『え!?』

本当に聞こえた。

『誰!!!?』

『夢の世界の案内人だ!』

そのコトバを聞いた瞬間に、僕の身体が浮かんだ。

『そうか、お前は東からの挑戦者だな?ならば俺との敵だ、天使よ』

『なんの事だか分からないよ!あなたは誰なんですか!』

『俺は悪魔だ、さあ!次森よ!お前は夢の世界を信じるか!』

何で僕の名前を…そう思った時に、姉ちゃんお声が聞こえた

『勇気!私の弟に手を出したらどうなるか分かってるの!?』

その言葉を聞いた瞬間に 目の前が真っ白になった
そして、目が覚めた。

笑顔 著