スピッツの曲にまつわるオリジナル小説

クリスピー (作者:ひかる)

クリスピー 【3】

―翔が一目ぼれした女の子の名前はナナ。

翔「ナナさん、まだかな〜・・。

待ち合わせ場所は湘南。会う場所も湘南。

ナナは、10分程遅刻してきた。ダッシュしてきたようだった。

ナナ「ごめんなさいっ!!少し用事があって・・

翔(ナナさん・・やっぱり笑顔が似合う、、可愛い人だ・・・。)ボー。。

ナナ「翔くん??

翔「ああ、すみませんっ!つい・・・。。(照

二人は海岸に座って、話を始めた。

海は、波と波がじゃれ合っているかのように揺れていて、

空は白と青が混ざっているかのようだった。落ち着いた、久々に心地よい土曜日だった。

話によると、ナナは20歳。翔よりも年上だった。

家族構成や、どこの学校に行ってたのか、など、本当に他愛もない話。

でも、翔はそれが嬉しくて仕方がなかったのだった。

翔「アハハ〜でも、ナナさん・・

ナナ「あ、ナナでいいよ。さん、だと、お姉さんみたいになっちゃうでしょ、、?

翔「あ、、じゃあ・・ナナちゃんでもいいですか?(うわあ言っちゃったー!!

  ダメだ、これだとただの変態になってしまうよ!!

ナナ「!!(びっくりした様子)ああ、いいよ。でも、初めてかも。

   歳の近い男の子にちゃん付けっていうのは、、

翔「・・、ありがとうございますっ!!

―――1時間程過ぎた。

翔「海がきれいですね〜・・海は好きですか?

ナナ「好き、、かなあ?でも、

   こんなにゆっくりとした休日が過ごせたのは久しぶりだよ。

   今日は誘ってくれてありがとう。またいつでも誘ってね。じゃあ・・

ナナが帰ろうとしたとき、翔は思い切って聞いてみた。

翔「ああ、あの!!!!ナナさん、、いや、ナナちゃんは好きな人とかいますか??!

ナナ「・・・ごめんね・・。付き合ってる人がいるの。

翔「ああ、、、そうですか。いや、変な事聞いちゃってごめんなさい、、。


二人は別々に帰ることとなった。

翔「ああ〜やっぱり惨敗。・・

涙が出る。

翔「涙じゃないよ!目にゴミが入ったんだ。 ・・と、自分を言い聞かせるしかなかった。

♪最上級のクズよりもー シーモンキー眺めてたー

翔「"閉じ込められたスマイルを 独り占めにはしないでよ"・・!

  ここで諦めちゃだめだ!頑張ろう!

翔は、心に誓ったのだった。

ひかる 著