スピッツの歌詞解釈のコーナー

猫になりたい by ひかる


(注) 歌詞 でありません。曲の意味を勝手に解釈したものです。

明かりを消して、夜空の輝きを頼りにしていた部屋の一角で
君の心のもがきを受け止めようと必死だった。
雲に隠れた星を見て、「私も途端に消えてしまうのだ」と
本当は、やりたいことも夢もあるフツウの女の子のはずなのに。

繊細すぎるから、今まで多くの痛みを感じてきた。
チカチカにまとわれたショーウィンドーだらけの作られたこの街では
優しい君が本当の答えを導き出すのは難しいから、
砂埃にまみれる人生を怖がらないで、そこから抜け出さないか。

僕は、君が孤独を感じる夜に
君の存在理由のひとつになりたいと思う。
一人で生きている理由を見い出せないなら、僕に傷つけさせてほしい。
君は、痛みを感じることは、生きている証拠だということを一番に理解してい
る。
それを受け止めてほしい。
君の苦しみを砕いてあげたい、消すことはできないけれど。

迷ってもここに戻ってきて、僕は君の安らげる場所でありたいから。



ひかるさんからの投稿です。

「寂しい夜」の「寂しい」って、どんな理由でかな〓と考えました。
結果、「存在理由を見い出せない彼女の苦しみを、自分では消せない無力さに
気づいてしまった」ということにしました。
無力な自分だとわかっているから、願望だけは立派で。そこを強調してみまし
た。