楓 by 土岐

（注） 歌詞 でありません。曲の意味を勝手に解釈したものです。

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　君を忘れない。どんなに時が流れても。

　楽しいときや辛いときに見せる儚げな君の笑顔は、毎日忙しい僕の癒しになっ
ていたこと。

　ある日、目まぐるしく変わる未来の断片から、最も残酷な１シーンを思い出し
てしまった。

　それが現実になってしまって、僕と君の願い。僕の願いは絶対に叶わなくなっ
たけれども・・・・・・。

「さよなら」
　君の願いを叶えるために、僕は前へと進む。
　僕は君の願いを、どこまで叶えることができるかな？

　君と会った日、無くしていたものを見つけた。

　小さいころに、「君を守る」と言ったこと。一緒にデートしたこと。苦手科目
を教えてもらったこと。些細なことかもしれないけど、僕にとっては大切な思い
出。

　みんなと別れてしまう、卒業式の日まで。

　最悪な結果なんて考えないで、僕と君が一緒にいる幸せな未来を想像していた
けれど・・・・・・。

　これから僕が傷ついたり、誰かを傷つけたりすることがあるかもしれないけ
ど、僕は君の願いを叶えていきたい。

　あっという間に、君のことを忘れそうになるほど長い年月が過ぎた。

　そのとき君は、桜の木の下で、あの日のままの姿で現れて、僕の名前を呼んで
くれた。

　僕も君の名前を呼ぶ。
　
　会いたかったよ。覚えているかい？

「さよなら」
　君の願いを叶えるために、また、僕は前へと進む。
　僕は君の願いを、どこまで叶えることができるかな？

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土岐さんからの投稿です。