スピッツの歌詞解釈のコーナー

冷たい頬 by 夢追いウィリー


(注) 歌詞 でありません。曲の意味を勝手に解釈したものです。

「あなたのことを深く愛せるかしら?」
まだ病気がそれほど進行していない彼女は無邪気にそう言った。
今はもういない彼女・・・あの楽しかった頃を懐かしみ回想する自分。

あの頃は、彼女と二人よくふざけあい、じゃれあっていた。
この状況がそう長く続かないことも薄々感じていた。
それでも、いつまでも彼女と一緒に入れることを何よりも望んでいた。
たとえ、それが儚い幻だったとしても・・・

夢の粒がはじけるように、彼女との淡い思い出が頭の中で次々と反芻していく。
心が弾けて壊れてしまいそうになりながら、その思い出を必死で追いかけるが
もう・・・彼女はいない。
時間の経過とともに、その真実が自分を支配していく。

忘れることはできないけれど、心の中で彼女にお別れをいう自分。
自分の心の手帳にはいつまでも眠り続ける、彼女との思い出のストーリー。
風に吹かれた彼女の冷たい頬に触れてみた、あのちっぽけだが幸せだった午後
の風景・・・


夢追いウィリーさんからの投稿です。