スピッツの歌詞解釈のコーナー

チェリー by いち子


(注) 歌詞 でありません。曲の意味を勝手に解釈したものです。

あの“坊主頭”を忘れない 
これまで培ってきたものを覆いつくすものは
僕を呼んでいる新しい世界に昇る若い太陽と
海の向こうからやってきた黄色い砂のベール
ただ無邪気にボールを追いかけていた
小さな君にはもう戻れないけれど
きっとそれを懐かしむ事さえ忘れてしまうほど忙しく 
フィールドを駆け回る日々がこれから始まるのだろう

『愛してる』そうつぶやくだけで強くなれる気がしたよ
もしも立ち止まってしまった時はこの場所に舞い戻り
坊主頭だった君に会いに来るとしよう

あれこれ思い悩んでいたことも 
始まりの前の少し憂鬱なこの感情も
前進する偉大な力の前にはこっぱ微塵になることを僕は知っている

『愛してる』そうつぶやくだけで強くなれる気がしたよ
今はただこの場所に立てる喜びを、君も一緒に抱きしめていてほしい

きっと、どこにもゴールなど無い
ひたすら身を切られるような冬の寒さに涙を流す時があっても
自分の中の悪魔に命令しその嗚咽を一度は封じ込め
次に来る春の季節にはそれを桜として花咲かせることを、ここで君に誓う

ずるさと真面目さ そのどちらも織り交ぜてこれからを生きていこう
今を乗り越えてまた別の三叉路に差し掛かったときは
坊主頭だったあの頃の自分自身にまた会いに来るとしよう


いち子さんからの投稿です。

春は野球の話題で一杯ですね。またにわかにファンになろうとしています(^^)
「海を渡った日本の鷹よ、ありのままでがんばってー!!」
と、大リーグに挑戦する選手の心境を思い描きながら『チェリー』を聴いてみました。