スピッツの歌詞解釈のコーナー

初恋クレイジー by ハーツ


(注) 歌詞 でありません。曲の意味を勝手に解釈したものです。

見慣れたいつものこの大通りが、
君の帰り道だと知ったとたんに別世界のようだと勘違いしてしまった。
君という存在が毎日毎日僕の明日の邪魔をして、
妄想というシャボン玉が日々膨らんでいくんだ。
そんな空を飛ぶ幸せは、
苦しいことも悲しいことも
海に流してくれる。

君は僕以外にも、いろんな人と分かち合うものがあるけど、
そのロープをくぐって、僕の手を握って、
一緒に夕陽に向かってペダルをこごう。
名前をつ得るのが難しいこの気持ちを、伝える力はまだ弱いけど、
いつか君に別の「好き」を伝えようと思うんだ。

浅い会話や、少し君が僕に笑いかけてくれただけで、
僕はまた叫びながら赤い空に飛んで行ってしまう。
そうやって僕が君に狂わされている間に、
気づけば本当の世界は止まらずに回っていた。

ほらやっぱり空へ飛んでいく夢を見る。
雲がかかってすこしピンク色に変わっていくよ。
どうでもいい話をしながらまたペダルをこいでいく2人。
お互いを跳ね返し合った時や、
お互い少し不機嫌な時でも、
今日の輝く帰り道はそのままだったよ。
ただ、曇りで暗く見えただけなんだ。

都合の良い景色ばかりを見ていても、
君の事を思い出すと、君の匂いと共に
鼻がツンとする。
たくさん間違った。二人のロープが切れないようにするために。
たまに嫌な景色も見て、
「ずっとずっと僕だけを見てほしい」
そう思いながらいつの間にか日は過ぎていく。
今日は何曜日かわからない。おかしいな、眠れないよ。

窓から見える青い空が綺麗だ。
ああ、また今日も君に会いに行くために、
本当は嫌な場所に行くんだ。
君の笑顔が離れない。
寝ても覚めても君の事ばかり考えてしまうんだ。

「これは恋だったんだ」



ハーツさんからの投稿です。