スピッツの歌詞解釈のコーナー

ベビーフェイス by ひかる


(注) 歌詞 でありません。曲の意味を勝手に解釈したものです。

無表情で今ここにいる彼女の 泣いた顔を見たことがあった。
せめて最後だけは華やかな別れを贈りたい。
だから、僕らは涙をふいて明日を迎え入れよう。

きっと今ごろは、地球でない宇宙の闇に放り出されて
生きている僕らが想像できないバリアに守られて
次の命の芽吹きに備えているんだろう。

生前の言葉、ひとつひとつに気持ちのノイズを加えたら
本当の痛みを知っていた彼女の優しさに気づけたんだろう。
僕らの思い出に残っている穏やかな彼女のイメージを壊さないように、
今はきれいなままで記憶していたい。

いつか訪れる最期の別れに、もう怯えるのはやめて。
僕らは欲にまみれて生きているだけで、既に愚かなんだから。



ひかるさんからの投稿です。

よく歌詞カードを読み返してみたら、「君」という言葉が含まれていないんで
すね。
「あいつ」という言葉から、自分の彼女ではなくワンクッション置いた
友だちのそれのように感じていました。
二人と自分を含んだ仲間が登場人物かな、と推測して解釈しました。