スピッツの曲にまつわるオリジナル小説

eternal2 (作者:ナナ)

手を伸ばす 【13】

あの数日間で起きたのは、自分でも未だに理解が出来ていない。
 自分としては、色々な感情を含めて「愛してる」と言いたかったのだ。
 今まで、意識を回復しようと身体の内からがんばってきたが、それは全て空振りに終わっていた。
 しかし、そのときは何故か、抵抗も無く出来た。
 理解は出来ないが、それを考えれば考えるほど、頭痛が思い起こされる気がしてならなかった。

fin.

〜後書き〜
 「つぐみ」をモチーフに書いていましたが、前回の流れからか、今回も、話が暗くなってしまいました。
 二話目は、アオイ視点でした。三話目も、がんばろうと思います。(三話目は残りの人です)

ナナ 著