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新田姉弟の生活 by えりんこ


新田姉弟の生活 【6】


「新田さん、すごいね!!」

一斉に女子が陽子と克利をかこんだ。

「え?そうかな?? 田舎じゃあんなのいっぱいおるんよ。」

「田舎って、新田さん、越してきたの??」

「そうじゃよ。隣の県から!そんな遠くなかったで!」

「車で2時間ぐらいですもんね。」

「車?そんなので移動すんのか?」

「他に何があるのよ?」

「徒歩に決まっとるけん!」

「えぇえええーーーー!! あそこからここまで歩いて?」

「うん。そうやけど。何かおかしいか?」

「その精神力すごいわ!」

「田舎は車といっても、農作業のトラックしかないけん。それにそんな贅沢な物、買えない。」

「よくここ入れたわね?」

「なぜ? いや、お嬢様学校っていうのは聞いたことあるんじゃけど・・・」

「学費とか大丈夫なの?」

「あんね、学長と母ちゃんが知り合いやったから、免除してもらえた。母ちゃんの具合が悪くてこっちに越したという理由もあるんでな。」

「そうなのね!お互い頑張りましょう! 私の名前は荻田麻奈。麻奈ってよんで!」

「よろしくね!私は陽子。こっちは克利!よろしくたのむ!」

「あとで、お昼一緒に食べましょう!」

「おぉ!いいのか?ありがとう!」

「じゃあ、あとで・・・」

陽子が麻奈に手を振っていると、急に麻奈の顔が青ざめた。

えりんこ 著