スピッツの曲にまつわるオリジナル小説

夢の世界へ行けたから (作者:笑顔)

夢の世界へ行けたから 【10】

『あ、秋人君』

『はい?』

『先生呼んでもらえるかな』

『あ はい』

先生が来て、僕の顔をじーっとみてから 傷口を見て
先生は言った。

『すごい生命力ね。』

『あ、はー・・・』

僕は何でだろうと思いながら考えた。

『3日間で傷口ふさいじゃうなんて!もう!素晴しいわ!退院して平気』

といわれた。嬉しかった。

『良かったですね 現ニさん!』

『うん』

僕と秋人君は病院の外へ行った。そして食べ物やさんにいった。

『僕金もてないよ?』

『大丈夫です!この辺りの食べ物やさんは 物々交換!』

すごいなって思った。僕はアイテム以外の持ち物は 黒曜石 落ちた時
実は拾った。

『すみません』

『はぁ〜い』

たどり着いたのは 【何でも屋】という食べ物やさん

『現ニさん 選んでください。』

『うん、じゃぁ サンドイッチ下さい。』

『はい あなたは?』

『あ、ぼくはAセットとチャーハン、それからラーメン』

Aセットはりっぱな定食だ。
よくはいるな〜って思った。

『いただきます!』

僕達は大きな声でそういった。
そして、20分後・・・。

『ごちそう様でした!』

秋人君は 間食してしまった。
僕達は お店の人を呼んで 物々交換をした。

『じゃぁ 黒曜石と 小刀ね!おいしかった?』
『はい!とても』

僕がそういい終わった瞬間だった。

『あんたたち もしかして』

とお店の人が僕の服を見ていった。

『え?』

なんっとぼくと秋人君の服には 胸のところに字が刻まれていたのだ
『東、あ!あれだ!』

『僕には西って書いてあります!ていうか 現ニさん挑戦者だったんですね!
よろしくです』

『うん』

お店の人はあわてて奥へ入って CDケースのようなものを持ってきた。

『これ!挑戦者はこの人たちのCDをすべて集めればいいのよ!』

『何?これ』

『スピッツ。って書いてありますね』

『さぁ はやくいっといで!』

『はい!』

僕たちの旅は 始まったようだ。

笑顔 著