スピッツの曲にまつわるオリジナル小説

夢の世界へ行けたから (作者:笑顔)

夢の世界へ行けたから 【5】

僕は走って学校に行きたくなった。
だから、ものすごい速さで走っていった。
…そして、学校到着

『はぁ…はぁ…疲れた…。』

息がすこし苦しくなったけど、もう落ち着いた。
それで、下駄箱の所に行った…

『またか…。』

うわばきがなくなっていた。
僕はいつも隠される、いつもといってもここ最近から…。

『探すしかないか…。』

そういって探していた時の事だった。

『現二、俺も手伝うよ』

そういわれた、振り向いたら
同じクラスの男の子だった

『勇一君!』
『何だよ、困ってるやつを助けないでどうするんだよ。』

といってくれた

『ゴメンな、現二、委員会が忙しくて、知ってたけど助けられなくて』

心に、そのコトバがしみた
こんなに優しくされたの、久しぶりな気がする

『お!あったぜ!よかったな!』
『うん!ありがとう!』

なきたくなるほど嬉しい出来事だった。
僕はそのあと、勇一君と最高の友達!つまり親友になった。

『現二、一緒に保健室行こうぜ!』
『どうしたの?』
『健康カード置きにいくだけだよ、心配するな』

優しい言い方で言ってくれた。

友達って、こんなに温かいんだなって
実感できた。

笑顔 著