スピッツの曲にまつわるオリジナル小説

夢の世界へ行けたから (作者:笑顔)

夢の世界へ行けたから 【2】

『はい、現二』

『え?』

『誕生日おめでとう』

嬉しかった
姉ちゃんはいつもプレゼントなんてくれなかったけど
今年はくれた。

『ありがとう!』

『どういたしまして』

『大事にする!』

『当たり前よ!』

姉ちゃんはもう16歳だから
僕には姉ちゃんの考えてる事なんて分からない
だけど、今年の姉ちゃんは優しい。
『これ何?』

姉ちゃんに聞いてみた

『天使の形をしている首飾りよ、十字架が真ん中についてるでしょ?』

『うん』

何か、不思議な気持ちになれた。
僕は、何かやる気が入って、部屋の片づけをすることにした
…30分後…

『これで最後だな』

本を運んでいたら、一冊の本がドンッ!!と落ちた。

『勇気と希望と夢の世界?こんな本あったかな』

何か面白そうな本だったから
僕は物を運んでから部屋に入って本を読んだ。

『ほこりだらけだな…』

ほこりをはらってから本を読んだ。
それから2時間後…

『天使ってカッコいいな!』

そう思うような内容だった。
結構時間をかけて読んだから、時計を見た。
 
『11時か…11時!?』

僕は急いで下の階へ下りた

『姉ちゃん!何で呼んでくれなかったの!?』
『呼んだけど来なかったんでしょ!もうお風呂に入りなさい!』

僕は、おとなしくお風呂に入った。

笑顔 著