幸せへの約束 (作者:milk)
幸せへの約束 【1】
「中学生じゃまだ、付き合うとかは、早いと思うんだ。高校に入るまでは、待ってくれないか?」
「・・・うん。待つよ、いつまでも。」
「―・・・ありがとう。」
あんな小さな約束をしてから、早2年が過ぎた。
俺も、松重も、もう高校一年生・・。
早かったような、長かったような、不思議な日々だった。
あいつは良いやつだ。
正義感が強いし、責任感もある。
俺は松重に、何か惹かれるものがあるような気がする。
だからきっと、同じ高校に一緒に通えてるんだろうな。
今は毎日が、嬉しい。
小さな約束が、大きな幸せに変わった。
約束を守れて、本当に良かった。
milk 著