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SIXTEEN'S DREAM  [作者:すみれ]

■26

  なんで?!なんで知ってんの?!

澪「どうして・・?!」

陽「俺たちが知らないとでも思ってんの?
   で、沙紀。・・・まぁ、理由はわかるけど。」

  沙紀はずっと黙っていた。が、とうとう口を開いた。

沙「ずるいんだよ。澪だけ。私だって好きだったのに・・」

陽「ずるい・・?何言ってんの?」

竜「あんたの為に澪は我慢してたんだよ。全部あんたのため。
   自分の気持ち押し殺してたんだよ!」

陸「ねぇ、沙紀ちゃん。」

  陽と竜がキレた口調だったのに対し、陸は優しい口調で話し始めた。

陸「俺、澪ちゃんのこと好きなんだ。でもほら、澪ちゃんは爽君のこと

   好きじゃん?でもいいんだ。俺は。澪ちゃんに幸せになってほしいから。

   つらいけど、でも俺はそれでもいいと思ってる。

   沙紀ちゃんにも良い人が現れるよ。背中を押すことができるのって、

   やっぱり好きだからだと思う。違う?」

  陸はすごい。みんなそう思ったと思う。

沙「・・・・ごめんなさい。」


  沙紀は私に謝った。本当は私の気持ちをはじめから知ってたこと。

  それなのに私に応援させようとした、と。

  そして、もう二度といじめないと。

陽「さて、あともう一人か・・」


  もうすぐでこの波乱は終わると思っていた。

  ・・・まだ最後の嵐は終わっていなかったとも知らずに。



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