SIXTEEN'S DREAM
[作者:すみれ]
■21
「言ったのか!?・・えらいえらい。」
私の頭を撫でながら陽が私に言った。
「どうしよう・・」
「あとは突き進め!!それしかないでしょ?」
陽は私に本当に沢山勇気をくれたなぁ・・
「うん。そうだね。」
陽に笑って言った。すると、陽の向こうに爽がいた。
緊張して思わず顔を反らした。
「澪。ちょっといいか?」
爽が久しぶりに私の方をみて言ってくれた。
それだけの事なのに嬉しくて嬉しくて涙が出た。
「れ、澪!?」
爽の驚いた顔がぼやけて見えた。
「澪、行くぞ。」
私の手を爽がひいて、屋上につれていかれていた
「澪、大丈夫か?なぁ、俺のせいなのか?澪を苦しめたのは俺なのか?」
「・・・ううん」
「なぁ、俺さ、澪が好き。」
「・・・え!?!?嘘だっっっっ!!」
「そんなに驚くなよ。なぁ、だからさ」
「ありがとう」
「・・え?」
「私も好きだから。」
「・・・ごめんな。」
「私は平気だよ!だけどさ、沙紀は?」
「別に?何もないけど?」
「でも、一緒に帰ってるし、沙紀も爽と付き合ってるって言ってたよ?」
「へ?俺は澪に沙紀と一緒に帰ってって言われたからだし。
しかも付き合ってないし。」
「え!?嘘!」
「だから嘘じゃないって。笑。ごめんな。いろいろと傷つけて。」
「ううん。それより沙紀に・・」
「ああ。ちゃんと言ってくるから。待っててくれる?」
「・・うん!!」
「じゃあ、行こうか。」
「そうだね。行こう!!」
この先どうなっているかも知らずに。
 
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