SIXTEEN'S DREAM
[作者:すみれ]
■18
「あははっ!!陸はしゃぎすぎでしょー!!笑」
「楽しいんだもん♪あーー!!はなび濡れちゃう!!!」
気づいたときにはもう遅く、花火は海の餌食になっていた。
「あ〜あ・・」
「何してんのーー?」
「あ、竜と陽来たよ?」
「え!?あ、ねぇ、どうしよーー!!」
「なんかヤバイ事でも??」
「この花火は二人のだからさ・・あぁ・・」
「ありゃありゃ。笑」
「陸、なにしてんの?」
竜が陸に問いかける。
「え、あ、えっと、澪とワルツを踊ってて・・ズンチャっチャ・・♪」
そんなキツイ言い訳ってこの世にあるの・・?笑
「じゃぁその濡れた花火は・・?」
陽がニヤッと笑いながら聞く。恐ろしい笑い方で。
「え・・あ。えっとですね・・」
「「陸ーー!!」」
「すみませーーーん!!!!!!」
陸を追いかける陽と竜。なんか青春だなーと思うなぁ。
「あ!!澪!!あそこの3人何してんのー?」
「沙紀・・!あ、えっと、ねぇ。なんか陸が花火濡らしちゃったの」
「へぇ・・笑。陸君らしい。笑」
「はぁはぁ。あいつ無駄に足速い。。」
「そうなの?陽よりも速いって相当じゃん!笑」
「ん・・?あれ?お〜い!爽君!!こっちこっち!!」
・・爽?!
沙紀の見ている方を見ると、爽がこっちにむかって歩いてきた。
「爽君おはよう♪なんか陸君と竜君が面白い事してるんだよ♪」
「なんかしたの?」
「あいつが俺たちが買った花火を濡らしやがった。なぁ、澪?」
「あ、うん。そう。苦笑」
「ばかだなぁ・・笑」
爽が笑った瞬間、胸が締め付けられた。
話す事はもちろん、目もあわせない。
今になってやっと気づいた。
たとえ叶わなくても、こんな風になる前に
好きといっておけば・・
やっぱり私にとって、素直に言える陸は眩しすぎる。
 
↓目次  
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