SIXTEEN'S DREAM
[作者:すみれ]
■12
キャンプまであと1日。
「明日か・・」
服の用意も遊びの準備もばっちり!
ただ・・やっぱり心の準備が出来ない。
向かいの爽の部屋は電気が消えている。
「沙紀と一緒なのかなぁ・・・」
悔しくて悔しくて涙が出た。
PIPIPI・・
携帯が鳴った。
誰だろう?と思って携帯を取る。
「はい。」
「あ、今からそっち行っていい?」
「陽!?え、散らかってるよ?」
「別にいいよ。わかりきってるし。笑」
「あんたねぇ・・」
「もう着くから」
本当にすぐに陽が来た。
「よっ!!」
「やっほ。で、どうしたの?」
「寂しいんじゃねぇかと思って。ってのは嘘で、数学教えろ。」
「なんで教わる方が偉そうなのっ!!まぁいいや。入って。」
「あれ?ご両親は?」
「あれ?知らないっけ?私両親小さいときになくしてるんだ。
って、そんな同情した顔しなくていいから。笑。もう慣れたし。」
「・・・嘘付け。こんな広い部屋に住んでて寂しくないわけ無いだろ。」
「・・でもさ、」
「そんな時にも一緒にいたのは・・爽だったんじゃないのか?」
「・・・うん。そうだけどさ、爽は」
「まぁ、お前がちゃんと気づかないと意味無いんだけどな。」
・・・気づく??どういう事??
  
↓目次  
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