SIXTEEN'S DREAM
[作者:すみれ]
■7
「夏休みまでもう1ヶ月きってるし、
お祭り行かない??」
陸らしいな。お祭りかぁ。
「別にいいけど?」
陽・・相変わらず貴方という人は何故上から目線なの・・汗
「ま、たまには良いんじゃないすか?」
あ、さりげなく竜もノリノリ。
でもなぁ、あの二人と鉢合わせるとなると・・
って何考えてるの!!私はあの二人を応援するんだから!!
ぱちぱちと自分の頬を叩く
「さっきから百面相してるけど平気か?」
「え?!?!あ、うん。平気だし!!」
危ない・・陽も竜も鋭いから見破られそう・・
がらっ・・と、ドアの開く音がする。
見ると、沙紀と爽がいた。
なんだか沙紀は嬉しそうだ。
・・告白が成功したって事?
まともに爽の顔を見れなくて、うつむいた。
下校時刻。
私は週番日誌を書いていた。
するといきなり爽が入ってきた。
今思えば、あのときからみんなを巻き込んでしまったのかもしれない。
「澪!俺さ、」
「頑張って。」
「・・は?」
「沙紀と付き合うんでしょ?」
笑えてなさそう。頑張れ私!
「は?いや、ちょっと待て、俺は、」
「いいじゃん。爽は沙紀の事好きなんでしょ?両思いじゃん。」
「お前、まさか・・」
「だから付き合いなよ!爽に好きな人出来て良かった!」
「おい、」
「だからさ、お幸せに!!」
「ふざけんなよ!!」
「え??」
そのまま爽は帰ってしまった。
・・とんでもない事しちゃった。
爽がいなくなった教室で私は異様にドキドキしていて苦しかった。
「まさかね・・」
いやありえないよ・・でも、苦しい。
やっぱり・・
「爽・・」
・・もう幼馴染として見れないよ。
家に帰って思いっきり泣いた。
ばたんと何かが倒れた音がした。
見ると、それは爽とよく一緒に弾いてたギターだった。
 
↓目次  
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