SIXTEEN'S DREAM
[作者:すみれ]
■4
とある日、あれから仲良くなった沙紀たちと一緒に帰るようになった。
「沙紀って結構内股なんだな。」
「ちょっとあんた変態発言でしょ!!」
「それは澪が変な想像してるからだろー」
「陽・・覚えときなさい!!」
「はいはい。行くぞ。」
くっそー!!いつか見直してやる!!
足が長いために置いていかれる。悔しいなーもうっ!!
爽と沙紀はさっきから楽しそうに話している。
・・あ、やっぱり、そうなんだ・・
なぜかこの道を歩くことさえも嫌になるような
そんなもどかしさがあった。
「おい、澪と沙紀、早く逃げろ!」
いきなり爽の声が耳に届いた。前を見ると柄の悪そうな人達が居た。
「あんたらか?宮島高のアイドル4人ってのはよ?」
「はい?・・なんだか知らないけどはやくどいてくれる?」
「あんたらに恨みあるから嫌だね。」
爽が冷静に対処している。
私も隣にいる沙紀も動けなかった。
ひやひやしながら見ているといきなり相手が爽に殴りかかった。
爽も簡単にかわす。
なぜか知らないがかってに体が爽の方に走っていっていた。
「澪!!くるなっ!!」
爽の叫びも聞こえず、無我夢中であいてを殴った。
相手は私に殴られたことでプライドが傷つけられたらしく
「ふざけんな!」
殴りかかってきた。
思わず目をつぶると、何もおこらなっかった。
あれ・・?と思い、目を開けると、爽が倒れていた。
「爽!!爽!?」
爽は私の身代わりに・・
突然あいてへの怒りがあふれてきた。
「このやろっ!!!」
思わず殴りかかっていた。しかも対等に。
プライドをとことん傷つけたため相手は帰っていった。
私と陽で爽を抱え家まで送る。
「澪・・バカ。」
「ごめん。つい勝手に体が・・えへ。」
「えへじゃねぇよ。いてて・・。あ、ここでいいから。じゃあな。」
私と陽は爽が家にはいるのを見送った。
「澪。」
「ん?」
「お前、爽の事好きだろ。」
 
↓目次  
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