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ムーンライト [作者:すみれ]

■4

朝練もないのに学校に早く着いてしまった。
どうしよう・・まぁ、自主練でもするか。
そう思って教室に行く。とりあえず道具を全て取って部室に行こうとしたら、
「宮沢くん、ちょっといいかな?」
とても可愛らしい女の子がいた
「あ、うん。いいよ。暇だったし。笑」
その子は俺の前に来た。あまり女の子と話さないからとてもどきどきした。
「あ、私は福見悠里って言います。よろしくね!」
すごく笑顔がきらきらして見えた。
「あ、おれは、」
「知ってるよ♪宮沢春樹君でしょ?笑。澪ちゃんと幼馴染の。」
「何で知ってるの!?」
「だって美人美男で仲いいから有名だよ?」
「まぁ、澪は確かに悔しいぐらい綺麗だけどさ、俺は地味だよ?」
俺は目立たなかったはずなんだけどな・・
「えー!?すごい有名だよ?かっこいいのに威張らない良い人って。」
良い人。か・・確かに、自分の意見はあまり言わなかったな・・
「あ、なんか話それちゃったね。笑。
あのね、私ね、宮沢くんが好きだったんだ。」
「え!?」
なんか最近恋沙汰多いな。青春だな。
「付き合って下さい!!」
「・・いいよ。」
「え!?本当に?澪ちゃんと付き合ってるんじゃないの??」
「ううん。違うし。」
「かっこいいから絶対に駄目だと思ってた・・」
「ちょうど振られたとこだし。」
「かっこいいのに・・」
さっきからかっこいいしか言ってない。この子は外見だけでしか人を見ないのか?
でも今朝のやるせない思いは消えない。どうすればここから逃げ出せるんだ?
「あ、じゃあ今日からよろしくね。」

あの子が帰るとドアの方から物音がした。
「誰か居んの?」
ドアの方に向かって言うと、雄介が居た。
「お前もてるんだな。」
「俺は今日が始めてだぞ?」
「え・・あぁ・・なんとなくな。」
雄介の様子がおかしい。なんかあったな、あれは。



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