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惑星のかけら  [作者:ケルト民族]

■1

いつからこうなったのだろう…。

"こわがり"なクセに真面目にも慎重にもなれず…。
ムキになって反抗ばかりしてた。
いつしかRockを聴きはじめ、エレキギターを弾いたよな。

高@の頃にクラスメイトにちょっとしたからかいを受けて、本気になった俺は先生に相談した。
先生は俺の事情をわかってくれたのか、そのクラスメイトの家まで行ってきてくれた。
そのときは少し納得できたのだが、後日また同じようにからかってきたのだ。

「おい、お前の家に先生が来ただろ」
「…今からかってないやん」

そうアイツが言ったあと、俺は一発、力一杯顔面を殴った。
"こわがり"な自分を突き放すように…

武道場での体育の授業の終わり頃、
周りにいた人々は動揺を隠せず苦笑いをしていた。



↓目次

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