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ラズベリー  [作者:まみ]

■11

退院当日


僕は花束をいっぱいもらい病院をでた。

「これからもお元気で。そのうちに記憶は戻ります。なので、それまでは自由に指してあげてください。それと・・・ここは・・・」


お母さんと話してるや。ながったるいな・・・よし、あいこさんにでも会いに行こうか。


「あ、あいこさん」
「あ、ヒロシじゃない。どうしたの?」
「退院したんです。それで、この花束いらないんで貰って下さい。」
「あ!!いいの?かわいいな〜。ねぇ。退院祝いに、アイス食べに行かない?」
「あ、いいですよ。アイスかぁ・・・久しぶりだなぁ・・・」

と、言う事で行く事になった。

「すいませーん。アイスくださーい。ヒロシ何にする?ほら!!いっぱい種類があるよ!」
「何しようかな・・・?」
「んじゃ、あたし、ラズベリー!!」
「んじゃ、僕もそれする。」


ラズベリーアイスは、ねじれてるような、、、甘すっぱいような、、、変わった味だった。

「ねぇ。。。もし、あたしがヒロシの事が好きだって言ったらどうする?」

「えぇ?!」




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