ラズベリー [作者:まみ]
■4
今日も晴れ。人生初めてのデート。楽しみだな。9時50分でるか。
「あ!早く早く!!」
あいこはいた。やっぱ早いな
「ちょっと待っててー」
走り出した。信号確認。よし、青だ。
走り出した。途中で誰かが
「あぶない!」
「へ?」
後ろを振り向くと、トラックが目の前だった。
トラックに僕はあたった。宙に僕は舞う。
体の節節が痛い。
「ヒロシ!!」
あいこが叫んでる。
「あいこ。。。」
小さくても、叫んでみる。
この声は届くかな?
あいこにありがとうをいわなきゃ。
い、わない、と、、、
そう思ってても僕は眠りの国へ連れて行かれる。
あいこがとなりで叫んでる。
「ヒロシ!いやヒロシ!行かないで!」
最後にの力で
「あいこ、ありがとう」
あいこは泣いていた。
それが、僕が最後に見た光景だった・・・
ありがとう、あいこ。
↓目次
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