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ラズベリー  [作者:まみ]

■3

僕は一生懸命走る。あの娘も走る。
どこへ行くんだ?
あ、あそこは、昔、僕が告白したところ・・・
なんでだろ・・・

「ここ、覚えてる?」
「うん、覚えてるよ」

波の音が聞こえる。
「あのさ、この場で言うのもなんだけどさ、、、」
「・・・」
「あたしと付き合ってくれないかな?」
「へ?」

思ってもいなかった事に変な声を出していた。

「やっぱりいやだよね・・・」
「いやいやいや、び、びっくりしただけなんだ。
僕からも言うけど、付き合ってもらえませんか?」
「もちろん、ありがとう」

顔中いっぱいの笑顔で言われた。
やっぱりかわいいな。顔がにやけてしまう。

これから、楽しい事が待ってるだろうなー

「そうだ、明日休みだし、一緒にどっか行かない?」
「え?いいの?」
「んじゃ、○○公園で10時に、待ってるね。あ、信号の近くで待ってるから」
「うん、分かった」

こうして、僕たちは付き合う事になった。



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