ホタル [作者:三日月 遥]
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最終章
「やっぱり…ホントだったね。つぶれてたよ。」
周りをみて言う。
腐敗した木。シーツの切れ端。
いろいろなものが散らかっている。
「君!!大丈夫か!?」
よく見ると、空き地の周りには警官やいろいろな人が立っていた。
「大丈夫です…?」
とりあえずそう言った。
どうやら僕はこの場所で昨晩からずっと立っていたらしい。
ここには女の子の霊がでる場所で、ずいぶんと厳重に立ち入り禁止だったそうだ。
灯ちゃんの事かな?
手にはあの写真があった。夢じゃない。
後日。
「あーあ。そうだったのか。」
僕らは土手にお供えをしに行く途中だった。
その間に翼や茜さんにその夜のことを話した。
ちなみに二人は最近、つきあい始めたらしい。「普通」、そんなことがうらやましい。
あの日以来、全ての記憶がはっきりするようになった。
昔のこともわかるし、新しいこともわかる。
「全てが幻…だったんだね…。」
「今から思えば灯が死んだ日も覚えてたような感じがする。」
僕も、そんな感じだ。
正しいものはこれじゃなくても、
忘れたくない、鮮やかで短い幻。
土手に置いた一輪の花をずっと見つめていた。
**************後書き***************
えーっと。。。何から話せばいいんだろう。
「ホタル」を読んで下さったみなさん、ありがとうございました!!
最初イメージしてたのとだいぶ違うくなってしまいました。。。Σ(゜д゜)
ホントは光くんが死ぬ予定でした☆(え
でも、ちょっとありきたりかなー?と思いこんなんになっちゃいました。
もともとこの歌が好きで、イメージに沿って絵を描いてたんですよ。
それがきっかけで小説を書かせて頂きました!!
他にも今イメージ創作中なので、機会があればまた書かせて頂きます。
http://id44.fm-p.jp/5/felnandes/
↑↑書いた小説はここに掲載させていただいています↑↑
by三日月 遥
↓目次
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