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神様のサイコロ  [作者:ユウコ]

■ エピローグ (1/1)

神様、あなたはどこにいるのですか?

神様、なぜ人々は平等じゃないのですか?

神様、いつまで私達をもて遊ぶのですか?

神様、あなたは存在しますよね。

神様、あなたはずっと私のそばにいる。

神様、あなたはキリストやお釈迦様が創った存在じゃない。

神様、あなたは私自身でしょ?

神様のサイコロはただ気付いてなかっただけ・・・・・・。

全て自分が無意識に引き起こしてるのに。

そう、私が存在するから神様がいる。

神様、あなたは無意識の悪魔みたい。

ねぇ、神様、あなたがいなかったら 世界はもっと平和だったろうね。

人々は自分の神様を知っていたのにね。

私は私の神様を信じてる。それが幸の道でも不幸の道でも・・・・・・。

私は心の中でサイコロを握り締めた。

そして大空へ放つ。

私の神様のサイコロは綺麗な軌道を描いて消えた。

 



↓目次

【1】 → 【2】 → 【3】 → 【4】 → 【5】 → 【6】 → 【7】 → 【8】 → 【9】 → 【10】 → 【11】 → 【12】 → 【13】

 

【あとがき】
この小説は、私が中三の時に祖母が亡くなってしばらくしたある日に、スピッツの曲を聞いていてボーっと生と死のことを考えていました。
そしたら、得体の知れない恐怖感に襲われて、しばらくスピッツの曲が怖くて聞けなくなるという珍事件が起きました(苦笑)
それが原点となり、私の人生観をハッキリと形にできたのがこの小説だと思っています。