スピッツ歌詞TOP>オリジナル小説>唄う旅人TOP>唄う旅人_10 | |
唄う旅人 [作者:水月侑子] ■第2話 ノラ・ロイ(3/7) 「なあ、タビビト」 とディーン。 「ん?どうした?」 「この気配・・・・・・」 「あぁ」 タビビトは火を起こしつづけた。 「なあ、大丈夫かよ・・・・・・」 ディーンは不安げな声を出す。 「大丈夫。」 タビビトは立ち上がってそう言うと、腰から扇子を勢いよく抜くと、扇子を真上から思い切り叩きつけるようにして降ろした。 「ノラ、お前の奇襲方法なんかお見通しだ」 タビビトはにやりと笑った。ノラは不服そうに旅人を睨んだ。 「なんだと・・・・・・勝手に姿を消しやがって!!」 ノラはサーベルを抜くとタビビトに向かって斬りかかった。 「俺の攻撃もお見通しって訳か。なめるんじゃねぇ!!」 ↓目次 第1話 【1】 → 【2】 → 【3】 → 【4】 → 【5】 → 【6】 → 【7】
| |