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12の絆 [作者:ホタル☆]

■1 はじまり

私の名前は夜霧 蛍(やぎりほたる)。
12歳の小学六年生だ。趣味サッカー特技ピアノ。
どこにでもいるような少女、私とその他11人の仲間たちの小学校生活後半を
描いたお話です。

「おい、夜霧。サッカーやるか?」

「おう、やるやる。」

こいつはサッカー仲間の優笑(すぐえ)。休み時間はこうして始まる。
私は玄関まで階段を駆け下りていく。外では空たちが待ってるから。

「ジャンケン…ポン!」

いつもジャンケンでチームを分けてから試合が始まる。

「やった!勝った〜!勝ちこっちね!」

私はサッカーが好きだ。あと、仲間が好き。仲間たちとは去年、五年生の
時からサッカーを一緒にやっていて、結構仲良しだ。
今更だけど、ここで11人を紹介しよう。

鳴神 降星(なるがみこうせい) 一番強い人。私のあこがれ。
星野 空(ほしのそら) エラい人。後に大変お世話になる。
笹木 優笑(ささきすぐえ) 笑顔が可愛い人。心優しい。
川島 純也(かわしまじゅんや) 泣き虫。私のライバル。
柊木 楓(ひいらぎかえで) 大親友。強くてうらやましいよ。
飛永 守(とびながまもる) 頭はいいが弱い。
山本 陽(やまもとよう) 新人。まだまだだが私の親友。
三月 桜(みつきさくら) 新人。なのに強い。
木下 晴樹(きのしたはるき) 優しいけど暴走もするひと。
平井 夢月(ひらいむつき) 目立たない存在。意外といいヤツ。
手島 翼(てしまつばさ) 器用。たまに役立つ。

以上です。ここまではほんの始まりにしかすぎない。
これから『友情』を中心に物語が始まる。
それは夜霧蛍(私)が体験した本当の話です。
蛍のちょっと早い青春と一緒に笑い。泣いてください。





↓目次

【1】 → 【2】 → 【3】