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小さな街の中で [作者:たぬき]

■第7話 [1/2]

怒鳴りあってる声
私はすみっこでうずくまっていた
私のせいなんだ
きっと私のせいなんだ
そしてあの人はいなくなった
私はお母さんと二人だけで暮らすんだ
ある日、外がとっても明るくなって――
私とお母さんは、一生引きずって歩かなければならない、大きな秘密を持ってしまった
そしてあの人とは、たぶんもう会えない

「え?インフルエンザ…ですか?」
「ああ。少なくとも一週間は休みだね」

朝、真生は教室に入ったとき、美里がいないことに気づいた。
遅刻か。そう思っていたが、SHRでの優一の連絡で、美里がインフルエンザにかかっていることを知らさせた。
(美里が一週間も…)
真生は、内心ショックだった。真生は、美里以外とは、あまり行動を友にしない。
基本的には一人でいるのは好きなほうだが、移動教室やお昼に一人でいるのは好きではない。
暇で暇で仕方がない。

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