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小さな街の中で [作者:たぬき]

■第4話 [1/2]

「優ちゃんのバカー!!!!」

朝、学校に着くなり美里は真生にむかって叫んだ。

「え?ちょ、うるさ…え、何?どうしたのよ…?てか優ちゃんて…。」

「優一先生よ!佐々岡先生!担任!うちらの担任!」

「いや、うん分かったけど…それが何?家庭訪問で何かあった?」

「優ちゃんね、親に休み明けテストの点数バラした〜!!」

「…本来バレてなきゃいけないものだと思う」

「そのあと超怒られたし〜!!最悪ぅ!」

「そういえばあたし、今日だわ、家庭訪問」

真生は黒板に貼ってある家庭訪問予定表をチラリと見る。
一番遅い、五時からだった。


3時間目も終わり、午前授業のため早々と生徒たちは帰り始める。
優一もまた、職員室へ行き、したくをしていた。

「まさかな…」

ポツリとつぶやく。

真生は家に帰った。ずーっとのんびりしていた。
ときどきゲームをやりつつ、勉強もしつつ、のんびりしている。

「暇ねぇ…」

3時になり、昼寝でもしようと大あくびしたとき、

「ただ〜いま〜」

瞳が帰ってきた。

「おかえり。五時からだからね。家庭訪問」

「あ、そう。早く帰ってきすぎちゃったかな」

「いや、ちょうどあたし暇だったから」

「う〜ん、でもあと二時間、二人でいても暇じゃない?」

「それもそーね」

結局真生は勉強を続行、瞳はノートパソコンで仕事を始めた。
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