スピッツラジオおこし

NHK-FM『サウンドミュージアム』

【投稿者】島瀬

【放送】NHK-FM『サウンドミュージアム』

【放送日】H19年9月30日

草:草野マサムネさん 
三:三輪テツヤさん 
田:田村明浩さん
 
崎:崎山龍男さん
司:司会者  全:全員
 

司:さて、続いては。
   皆さんお待たせいたしました、スピッツ最新アルバム「さざなみCD」をより深く、
  ご紹介していこうというコーナーです

草:はい

司:で、あのこのCDの制作には、1年5ヶ月という時間をかけたということなんですけれども、

草:はい

司:これほど、こう、かけたのは…

草:そおですねえ…あのー、1年5ヶ月たっぷりレコーディングしてたというわけでは無いんですけど、
   小分けにして録っていったんですけど、でもこんだけ小分けにしたのも、初めてかもしんないですね。


崎:うん

司:どうですか、何かこう、効果とか違いとかは、ご自身は…

草:あのねえ、曲を作った時期っていうのが、今までだと「夏の間に10曲作りましたー」とか
   そういう感じだったりするんですけど、今回は、あのー、春夏秋冬それぞれに作った曲があったりして、
   だから、まぁ聞いてぱっとは分かんないかもしれないですけども、あのー、曲のバリエーション、がね


三:うん

草:に繋がってるかなぁと、思いますね。

田:であの1曲ずつ、完成させて次に進んでったんですよ。
   だからそういう意味で…こ、濃いですよ。


司:ほー

崎:1曲1曲ね 

三:そうそう
 

草:はい

司:ご自身でも、その濃さを感じるわけですね。

田:思います、だから濃いゆえに、最後に曲並べたときって、「どうなるのかな」っていう不安はあったんですけど、
   まぁそこは、


草:バッキングしないようにね。

田:そうそう、そこは色々、
   ベテランなので、うまく(笑)


全:はははっ(笑)

草:(後ろの方で)ベテランなのでって、らしくない…

三:逆にねえ、まとまりがすごい出たね、そういう意味では。

司:へぇー

崎:まとまり出てカラフルな感じで出たね。(こんな感じだと思われます、すみません自信ない;)


司:ではあの、曲の方を聞いていただきたいと思うんですが、
   えーまずは、何を聞いていただきましょうか?

草:そうですね…えー、じゃ「桃」という曲を、聞いてほしいです。

司:はい、これは、どんな曲ですか…

草:うーん、あの、聞いていただくと分かると思うんですけど、
   あの、ある意味すごく「スピッツっぽいなあ」という感じの、曲かなあ…?
   ギターもアルペジオで、


司:はい

草:多分多くの人が抱いているスピッツのイメージってこんなかな?っていうような、
   曲に仕上がってると思います。


司:うーん、でもご自身はそういうこと、何か、目指したわけじゃなくて自然にそうなっていったっていう

草:うん、そうですね。
   いわゆるあの、得意パターンというか、はい。


司:うーん、えーでは曲の方紹介お願いします。

草:はい、じゃスピッツで「桃」という曲を聞いてください。



♪「桃」


司:「桃」をお聞きいただきました、

崎:はい

司:では!続いて…えー…三輪さんに、

三:はい?(いきなりで驚いた)

全:(笑)

司:アルバムから、曲を挙げていただきたいんですが。

三:あげるの?

草:はい

三:じゃ、「Na・De・Na・Deボーイ」?
   ですかね。


司:「Na・De・Na・Deボーイ」。

草:うん

司:これはあのー、実際レコーディングしたり作っているときに何か、思っていたことはありますか?

三:これはねあのー、さっきも何回かに分けてレコーディングしたって言ってたんだけど、
   で、そのレコーディングする前にね、曲だし会議みたいなのがあるのね、マサムネがデモテープ作ってきて。
   でねー、「Na・De・Na・Deボーイ」って言う曲は早い段階であったんだよ。


司:ほお。

三:で、マサムネも…絶対やると。

草:ふははっ(笑)

三:一押しの曲だと。
   だけど結果的に、あのー、一番最後にレコーディングしたという、


司:へえー

三:うん。

司:ペンディングされてしまっていた、という感じ?

三:まぁもう、もう、あのー強い意志のもとレコーディングするだろうと。

草:まぁみんなで盛り上がれる曲は、最後にやろうかという感じだったと思うんですけど。

三:そう、とっとこうかって

司:あー、へえー。
   じゃあ本当にアルバムの形がようやく見えてきた頃に、「よっしゃー!」っていう感じで。

三:そうだね、

崎?:うんうんうん

三:で、もうタイトルが「Na・De・Na・Deボーイ」てもう付いてたもんね。

崎?:付いてた

草:「Na・De・Na・Deボーイ」

三:これも中々ね…

草:ふふふっ(笑)

三:引っかかりがある、はい。

司:ふふふっ、はい(笑)
   何だろう?と思うと思うんですが、では、
   曲の紹介をお願いしてもよろしいでしょうか?

三:はい、じゃあスピッツで、「Na・De・Na・Deボーイ」です。



♪「Na・De・Na・Deボーイ」


司:…はい、というわけで「Na・De・Na・Deボーイ」をお聞きいただきましたー。

田:はい

司:では、えー、まだ聞いてみたいと思うんですがニューアルバム「さざなみCD」から、次は…田村さんに、

田:はいっ

司:1曲。

田:…じゃあ…「不思議」で。

司:「不思議」。

田:はい、お願いします

司:これはレコーディングとか作ってるときに覚えていること…

田:そうですねぇ、多分、こういう曲ってスピッツが、
   演奏できるようになったってかレコーディングできるようになったのって、最近なんですよ。
   こういう曲は昔は、消化できないっていうか、草野が曲を作ってても、


司:はい

田:どうやってアレンジしたらいいんだろうとか、どうやって演奏したらいいんだろうっていう曲だったんで、
   だから今回、この曲を、レコーディングして、完成したバージョン聞いたときに
   「あっ、こういう所でスピッツ成長してんだなあ」って、
   俺は、個人的に感じた曲ですね。


司:へえー。
   えっそれは、難しいという…ことなんですか?

田:何かもうアプローチが分かんないってのもあるしー、

草:ディスコビートな曲なんで、

田:そうなんですよ。
   …あんまりこう、ディスコの素養がないので、


草:ふふふっ(笑)

崎?:スピッツって。

全:(笑)

草?:そうですね

田:そう、ないけど…何だろな、でもそのー、ディスコいっぺんとに聞くわけではなくて、
   その…スピッツ色を濃い曲で、ディスコアレンジなんだけど、いかに取り込んでいくかっていうのに、
   成功した曲、なんじゃないですかね。


司:ふーん。
   では、曲紹介お願いします。

田:はい、スピッツで「不思議」です。



♪「不思議」


司:…はい、不思議をお聞きいただきましたー。
   えーでは、次は崎山さんに、

崎:はい

司:あの、ニューアルバム「さざなみCD」より、

崎:はい

司:オススメの曲…

崎:えーっとね、「P」ですね、「P」。

司:「P」。

田?:ふふっ(笑)

崎:これはね…

司:これはアルファベットで「P」っていう一文字なんですね。

崎:「P」ですね。

草:はい。(小声で)駐車場とかね…

崎:そう、「P」ね。

司:はははっ(笑)

草:(小声で)…はい

田?:(笑)

崎:あのー、レコーディングする前にライブで、ちょっとファンクラブライブやってたんですけども、

司:はい

崎:そのライブで…やって、
   …ほいで、先にライブでやって、レコーディングしたっていうタイプの曲で。


司:ほおー、
   そういうことはよくあるんですか?

草:うん、
   あのー…それがある意味理想、じゃないかなあと思ってて。
   お客さんの反応を、確かめて、えー評判のよかった曲を、レコーディングするっていうのが。
   …まあアマチュアのときはそうでしたし。


三:うんうん

司:うーん。

三:中々今は難しいんですけどね。

草:難しいんですけどね。

司:時間的にとか…

草・:うん

田:そういうのもあって、今回これだけ長くかかったっていうのはあるんですよね。

司:うーん。

田:そういうことをやりたかったので。

司:なるほどなるほど。
   じゃ、1年5ヶ月かけたからこそ、えー

田:そうです、ね。

司:ここに入っている曲ということになりますねー。

崎:そうですね、
   あ、毎回アルバムには少なからず、ライブで先にやってっていう曲をいれゆ、いれ△※…、
   いれるようにはしてるんですけど、
   …まあ今回これで、とか「点と点」とかそんなんとかなんですけど。


司:はい

崎:…それで「P」、ですね

司:ふふふっ(笑)

崎:(笑)

司:では、曲紹介を改めてお願いしてもよろしいでしょうか?

崎:はい、スピッツで、「さざなみCD」から、「P」です。



♪「P」


司:…さて、今夜のサウンドミュージアムは、結成20周年を迎えたスピッツの魅力をたっぷりと、
   お届けしてまいりましたが、

草:はい

司:いよいよ、残念なことに、お別れの時間となりました。

草:はい

司:最後にですね、あのー、ま20周年を迎えて、21年また2年と続いていくと思うんですけど、

草:はい

司:これからのスピッツが、こう、どう、進化していきたいと思うのかお伺いしたいんですが…

草:うーん…そうですね、
   あの、バンドサウンドというのにはずっとこだわっていきたいと思ってまして、
   ドラム、ベース、ギター、歌という…。
   そのシンプルな中で、これから更にまた、世界を、広げていけたら、いいなあと、思ってます。
   それで、60、70になっても、「なんかスピッツ変わんないよね」って言われるといいなあと、
   ゆう風に(笑)、思ってます、はい。


司:…はい、えー今日は本当に、素敵な音楽、そして素敵なお話をどうもありがとうございました。

草:こちらこそありがとうございましたー

三・田・崎:ありがとうございましたー

草:楽しかったです

司:えー今日はスピッツの皆さんをお迎えして、お届けしてまいりましたサウンドミュージアム、
   最後は、ニューアルバム「さざなみCD」より1曲、もう1曲、聞きながらお別れしたいと思います。

草:はい

司:では、最後は曲紹介、草野さんにお願いします。

草:はい、それではスピッツで「僕のギター」を聞いてください、ありがとうございましたー


♪「僕のギター」