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鈴虫を飼う by けんいち


(注) 歌詞 でありません。曲の意味を勝手に解釈したものです。

彼女と別れることになった
彼女(天使)が気まぐれで飼いたいと言うから飼った鈴虫10匹(天使のベル10個)
なんだけど、そのままこの部屋で僕が引き取ることになった。
彼女が居なくなった世界はまるで色を無くしたみたい。
もういちど会いたいな。
出会った頃の君の真面目な顔を思い出す。
膝を抱えながら夜一人部屋で残された小さな羽を拡げて鳴く鈴虫の鳴き声を聴いて
いると、だんだん夢うつつな気分になってきて、この部屋もやっぱり虫籠で、僕も
一匹の鈴虫になったみたいに思えてくる。

夏が終わり、ピョンピョンと元気に前や後に跳ねていた鈴虫も、一匹、二匹と動か
なくなっていく(転がっていく)。
なぜだろう、大分忘れたつもりだったのに、そんな鈴虫たちを見ていると、また君
のことが気になってくる。

急な腹痛に見舞われて、乗換えする駅のトイレに駆け込み汚れた便器で用をたした
あと、なんだかとても惨めな気分になり、あの虫籠みたいな自分の部屋と、そこで
膝を抱えている寂しげな自分の姿が観えた。
やっぱり、友達が言うように、あの虫籠の穴から逃げ出した一匹の鈴虫のように、
いっそ彼女との思い出のつまったあの部屋から引っ越しでもした方がいいのかもし
れない。

なんだかんだいって、つまらない日常に流されて、面白くもない話にへらへら笑っ
ている自分がいる。でも、心はまるで虫籠の中で転がったまま動かなくなった、舗
道にへばりついた黒いガムのような鈴虫の死骸みたいなんだ。

秋も深まり、一匹だけ残った鈴虫と共に、相変わらずこの部屋で、夜、一人きり、
弱々しく、夢うつつ、膝を抱えて泣いている僕がいる…



けんいちさんからの投稿です。



   
   
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