夜食が太るって本当?

夜食が太るって本当?

交感神経と副交感神経

自律神経は、生命維持に欠かせない呼吸器、循環器、消化器などの働きを、意思とは関係なく司る大切な機能です。意志にかかわらず、心臓が動くのも、呼吸するのも、消化するのも、汗をかくのも全て自律神経の働きです。
その自律神経には、「交感神経」と「副交感神経」あります。 「交感神経」と「副交感神経」は、どちらもバランスよく働きますが、一般的には、昼間は「交感神経」が優位に働き、夜間は「副交感神経」が優位に働きます。このスイッチを脳の視床下部で切り替えています。
しかし、寝る時間が不規則であったり、大きな精神的ストレスが重なると、このスイッチ切り替えに支障をきたし、身体に変調をきたします。これが、いわゆる自律神経失調症です。

夜食が太るのはなぜ ?

「交感神経」が優位に働くと、胃が活発に働き、消化や熱発散が活発に行われます。
逆に、「副交感神経」が優位に働くと、腸の活動が活発になり、栄養を吸収して蓄積しようとします。
もし、昼と夜に全く同じ内容の食事を摂ったとしても、「交感神経」と「副交感神経」の働きの違いから、昼はエネルギーとして消費されやすく、夜は蓄えられやすいという結果になります。