ファスティング準備食

ファスティングの準備食マニュアル

準備食とは

ファスティングをする前の準備期間の食事のことを準備食といいます。
ちなみに、ファスティングの後の食事のことを回復食といっています。
一般的には、ファスティングをする予定期間と同じだけの期間を、準備食とした方が良いとされています。
3日間ファスティングするなら3日間準備食の期間とするということです。

準備食が必要な理由

ファスティング前に準備食の期間をとるのは、ファスティング中に起こる可能性がある体の不調を未然に防ぐためです。
大雑把に言うと、その不調の意味は、2つの内容が含まれています。
1つ目は、今まで普通の食事をしていたのに、突然 カロリーを抑えた生活を始めたら、体がびっくりして、頭痛、倦怠感などを感じます。
登山で例えるなら、高山病を防ぐために、ある程度の高度まで登ったら、そこで低酸素に体を慣らすために少し休みますよね。それと同じです。
ある程度の期間は、体を慣らす必要があります。
2つ目は、肝臓を休ませたいからです。
人は空腹になると、肝臓がフル回転して、体に蓄えた中性脂肪をエネルギーに変えてくれます。(専門的には、このエネルギーのことをケトン体と呼びます)
そのときに、肝臓の疲労から好転反応として頭痛や倦怠感が出てくることがあります。
つまり、ファスティング中に、肝臓が最高のパフォーマンスを発揮できるように、準備期間中に肝臓を休ませてあげて欲しいということです。
準備期間中に、添加物や動物性たんぱく質がNGなのは、そのためです。

準備食のおすすめメニュー

基本的には和食を自炊してください。外食やコンビニ食は添加物が多いので肝臓への負担が大きいので避けてください。
食事量も意識して徐々に減らしてください。例えば、3日前は腹6分、2日前は腹5分、前日は腹4分といった具合です。

  メニュー例
3日前 朝食 白飯、味噌汁、漬物、納豆、ポテトサラダ
昼食 白飯、味噌汁、きんぴらごぼう、ほうれん草のおひたし
夕食 白飯、味噌汁、野菜炒め
2日前 朝食 お粥、味噌汁、ひじきの煮物、湯豆腐
昼食 お粥、味噌汁、小松菜と油揚げの煮びたし、野菜サラダ
夕食 お粥、味噌汁、芋の煮っころがし、かぼちゃの煮物、野菜サラダ
前日 朝食 お粥、味噌汁、漬物、野菜ジュース
昼食 お粥、味噌汁、漬物
夕食 お粥、味噌汁、漬物、野菜ジュース

準備食で避けるべきメニュー

ファスティング中は、肝臓に負担がかかるので、肝臓を酷使するような食べ物は避ける必要があります。
肝臓に負担がかかる食べ物は、肉、魚、卵等の動物性たんぱく質、揚げ物、添加物の多い食べ物等です。
牛乳、バター、ヨーグルトなども、動物性の脂肪分が多く、肝臓には負担がかかります。
コンビニ食やインスタント食品、外食は、ほとんどが添加物たっぷりなのでNGです。
また、ファスティング中は、塩分が極端に減るので、準備食の段階で、徐々に減塩を意識してください。

  • 動物性のもの(肉、魚、卵、牛乳、バター)
  • 揚げ物
  • デザート
  • タバコ、お酒
  • カフェインの多い飲み物(コーヒー等)
  • 小麦(パン、麺類)

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